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【実例】トヨタ期間工から正社員になる登用制度、試験、倍率、給料のまとめ

トヨタには期間工から正社員になれる正社員登用制度があります。

正社員登用制度では、正社員登用試験に合格する必要がありますが、本人の頑張り次第では、期間工から正社員への道も可能となっています。

トヨタ期間工の正社員登用実績

2015年度 387名

2016年度 377名

2017年度 316名

2018年度 305名

2019年度 235名

期間工からの正社員登用制度を行っている企業はトヨタの他にもデンソー、日産自動車、スバル、日野自動車、マツダなど多くの企業でもありますが、比較的トヨタはその中でもデンソー、スバルと並んで積極的に採用している方でしょう。

正社員登用制度で正社員になるためには準社員登用試験と正社員登用試験の2段階になります

準社員登用試験・・・筆記、面接

正社員登用試験・・・面接

一般的に正社員登用制度では準社員登用試験を突破することが重要になってきます、正社員登用試験は面接のみで落ちる可能性は低いと言われています

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期間工から正社員になった実例

私がトヨタで期間工をしている時に同じ組で期間工から正社員に登用された人が居ました、近くで見ていて、こんな感じな人が正社員登用されていくのかと思いました。

その方は20代の男性です、正社員登用試験に1発で合格していました。

正直、正社員登用試験を受ける前から「こういう人が受かるんだろうな」と思うような勤務ぶりでした。

4つのポイントから考えてみました。

正社員を目指していることを、周囲が知っている

期間工をしている方の目的は人それぞれです、圧倒的に多いのが「お金を稼ぐ」ためですが、その方は最初から正社員登用が目的でした。

トヨタ期間工は正社員登用試験を受けるかは1年間働いて、更新した後に組長などの上司から「正社員登用試験を受けますか?」と聞かれます(トヨタ期間工が正社員登用試験を受けるためには最低でも1年6ヶ月働く必要があります)

その時点で「受けようかな」「せっかくだし受けてみるか」みたいな曖昧な感じで考えている方も多いです。(そういう方でも受かる方はいます)

その方は最初から正社員登用目的でトヨタに期間工で入ったと周囲に意思表示をしていました。

もちろん「正社員登用試験を受けますか?」と聞かれるのはみんな同じタイミングですが、周囲に意思表示をしておくとメリットがあります。

メリットとしては同じ班に期間工から既に正社員になっている方が居た場合など、また班長にもなっている元期間工の方もいたりするので日頃から経験に基づいたアドバイスなどをもらえます。

正社員登用試験の半年以上前から前向きな姿勢だと他の正社員登用志望者のライバルとも差が付くのではないとか思いました。

ただ試験の資格は1年間働く条件があるので、仕事に慣れて続けられるて、ここで正社員になると決めてからでも良いと思います。

入社後3ヶ月経って意思表示しても、あと9ヶ月ありますから十分時間はあります。

創意工夫(カイゼン)を積極的に提出

トヨタでは正社員も期間工も創意工夫(カイゼン)を提案することが出来ます。

創意工夫(カイゼン)

自分の工程で工夫をして仕事を早く出来る改善案などを出すことです

例えば「これをこうしたら1秒早くなります」などの提案です

優秀な提案には賞などもあります

この創意工夫(カイゼン)をその人は積極的に提出していました。

この創意工夫(カイゼン)は1番具体的かつわかりやすい実績になる、と思いました。

なぜなら、正社員登用を目指していない期間工はあまり創意工夫(カイゼン)を出すことはありません。

そこで明確に違いが出てきます。

更に言うなら創意工夫(カイゼン)を積極的にするということは、職場が良くなっている事なので上司にも好印象なのではと思います。

そういう積極的な人は上司にも一緒に働く人間としては好印象になります。

社員とのコミュニケーション

よく言われる正社員などのコミュニケーションですがこれは正直わかりません。

仕事、職場以外での彼との付き合いはなかったので、彼が社員と遊びに行ったりしてたのはわからないです。

ただし職場の中でも良い感じだったので、ちゃんと良い関係を築けていたのだろうと思います。

仲が悪すぎたら目立ちますが、特に変な感じでは無かったです。

日常の通常作業

正社員登用試験を突破する上で、よく大事と言われる正上記3つの

・正社員登用を目指していると意思表示

・創意工夫(カイゼン)を出す

・社員とのコミュニケーション

が出来ていても

この普段の「作業をちゃんとやれる」がダメだとおかしくなります、ある程度そつなく自分の工程はこなせてないとダメでしょう。

正社員登用を目指しているのに基礎の仕事が出来ないのはダメです、彼は仕事は出来る方だったです。

また正社員を目指しているのに遅刻や欠席を頻繁にしてしまうと口だけだなと思われてしまいます(ただ確か1度だけ寝坊で遅刻したことがあったような気がします、そのくらいです)

入社9ヶ月後

「正社員を目指していると周囲が知っている」「創意工夫(カイゼン)も出す」「社員とのコミュニケーションも良好そう」「仕事もちゃんとこなす」

こういう姿勢を見てると、(この人は正社員登用されそうだな)と入社9ヶ月後くらいに思いました。

実際にその後に登用試験を突破して正社員登用されましたし、あまり驚きもありませんでした。

まれに(え、この人が合格!?)と驚くような人もいることはいます。

正社員登用試験は長期レース?

トヨタ期間工から正社員登用された彼を見ていて思ったのは登用試験自体は1年に1回しか受けれない1発の試験ですが、試験を受けるまで1年間の期間があります。

どんどん創意工夫(カイゼン)などの実績を積み上げていくと有利になるのではとは思いました。

それに頑張っていて運が良ければ組長以上の人に推薦状を書いてもらうこともあるそうです(通常は組長が推薦状を書くパターンが多い)

正社員登用その後

話を元に戻します、そんな感じで正社員登用試験を受けた彼ですが正社員登用試験を受けた後は受かるか心配だったのか、あまり笑顔が無かったです。

落ちたら、という不安もあったかもしれません。

合格の通知が来た後はニコニコでした。

周囲も受かって欲しいと思ってたので祝福されていました。

期間工から正社員登用されるや、態度が偉そうに豹変するなんて人もいるとは聞きますが、そんなことも無かったです。

満了後に再入社して正社員登用

それから私が知っている正社員登用の変わった方の例では、トヨタ自動車の正社員を目指している方で

正社員登用試験を受験するも落ちてしまい合格することなく期間満了して、その後にまた期間工として再入社して再び正社員登用試験を受験して正社員になったという方もいました。

すごい執念ですが、受からないリスクもあるので1つの賭けだなと思いました。

それではトヨタ自動車の正社員登用制度について整理しておきます。

正社員登用制度と試験

正社員登用されるためには正社員登用試験を受験する必要がありますが、正社員登用試験を受験するための要件としては以下の2点を満たす必要があります。

・1年以上の期間従業員としての勤務

・本人の希望と上司からの推薦

1年以上の期間従業員としての勤務

1年以上期間従業員として勤務している必要があります、トヨタの期間工は契約期間の最長は2年11ヶ月なので正社員登用試験を受験するチャンスは

2年11ヶ月で2回となります

本人の希望と上司からの推薦

まず本人が正社員登用試験を受験する意志があること、特に正社員登用に興味がない期間工もいますから

本人が正社員登用試験を受ける意志があることが大前提です。

上司からの推薦、ここでの上司とは通常は組長(GL)のことを指します、普通に頑張っていればまず推薦はしてくれます。

1年経って受験の機会が近づけくと正社員登用試験を受験しないかと声をかけられるでしょう。

特殊な例としては創意工夫やカイゼンで頑張っていると組長(GL)以上の上司からの推薦をもらえることもあります、しかしこれは極々稀です。

正社員登用制度の仕組み

トヨタ期間工の正社員登用制度の仕組みは以下のようになります

トヨタの正社員登用制度
  • 1
    期間工として1年勤務
  • 2
    準社員登用試験
  • 3
    準社員として3ヶ月勤務
  • 4
    正社員登用試験
  • 5
    正社員採用

まずは準社員登用試験に合格しなければなりません。

準社員登用試験

準社員登用試験は1年のうちで1月、4月、7月、10月の計4回実施されて各期間工の1年間経過後の直近の試験を受けることになります。

準社員登用試験の内容としては以下のようになります

・面接試験

・筆記試験(国語、数学 SPI)

 

面接試験

集団面接形式で6人1組くらいになります、面接官の質問に対して挙手して答えを述べる方法になります

質問される内容としては年度によって違いはありますが主に以下のようなことが聞かれます

  • 志望動機、趣味など
  • 自分の現在の仕事内容の説明
  • 仕事をするうえで大切なこと
  • 仕事で創意工夫をしている点

 

挙手制などで元気に一番早く挙手してハキハキと内容も面接官にわかりやすく答えることが求められます。

筆記試験(国語、数学)

筆記試験は国語と数学での中学生レベルになります

不安な方は期間工から正社員になった方などもいますから、周囲の方にどういう問題が出るか聞き数学などは復習しておくといいでしょう。

準社員登用試験と準備

準社員登用試験を受けることが決まれば組が予め面接の練習などをしてくれる場合がありますでの積極的に利用しましょう。

また周囲に期間工から正社員登用された方もいるでしょうから、話を聞いてみましょう。

準社員登用試験を受けるまでの1年間と創意工夫

重要な点は準社員登用試験を受けるまでに1年間勤務している期間をどう過ごすかです。

普段から仕事が出来ているのは当然です、また組内でのコミュニケーションも良くしておきましょう。

そして積極的に仕事に取り組んでいることをアピール出来ることがあります、トヨタ自動車には創意工夫制度があります。

創意工夫とは仕事をするうえで「カイゼン」できる点を案として提出する制度です、もちろん期間工も提出することが出来ます

この創意工夫を積極的に提案することで、全く創意工夫をしてない人との差を普段から付けることが出来ます

また創意工夫は提出するだけで500円をもらえます、更に優秀な提案には賞などもあります。

正社員登用試験

準社員登用試験に合格すると、期間従業員から準社員になります。

準社員として3ヶ月勤務して、勤務態度などを見られて正社員登用試験を受けることになります。

正社員登用試験は面接のみとなります。

正社員登用試験の倍率は10%~20%前後?

これは1年間以上期間工として勤務して正社員登用試験を受験する人数とトヨタの正社員登用枠の関係で変動しますのであくまでも目安としては、個人的な体験からの感想では10~20%くらいになると思われます。

トヨタがどれだけの人員数を期間工から正社員に登用するかの計画にもよりますし、それから景気の状況にも影響を受けます。

正社員になると給料、年収は下がる?

準社員、正社員になると一時期的には期間工の時より給料が下がります、また寮は有料になります。

しかし、一時的なもので時間が経てば期間工より待遇は良くなるでしょうし、ボーナス、福利厚生などは期間工とは比べるもないでしょう。

またトヨタ自動車の正社員となれば社会的な信用(例 銀行のローンなど)も大きいです。

正社員登用試験には年齢制限はある?

トヨタの正社員登用試験には年齢制限はりませんが、若年層ほど有利なことは事実としてあるでしょう。

40代でも正社員登用されたという話は聞きますが、20代、30代前半くらいまでのほうが有利なのは仕方ないでしょう。

やはり企業としても長く会社に貢献して欲しい人材が欲しいですから、若いほど有利です。

正社員登制度まとめ

確かにトヨタ自動車の正社員になれるチャンスはありますが、1年間勤務する必要がありますし、また合格率も決して高くはないです。

現実問題として落ちる人の方が多い試験です。

ただ期間工をしている間はお金は貯まりますので、期間工をしながらトヨタ自動車で正社員を目指す、もしくはお金を貯めて他の道を目指すなどの選択肢は広がります。

期間工をしながら合格しやすい時期かそうでもないかなど状況を見ながら

その条件を考えても正社員登用を目指せる方は正社員登用を目指すのも良いのではないでしょうか

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