期間工は何故「きつい」、何故短期間で「辞める」人がいるのか、考察と対策

期間工は「稼げる」というイメージと並んで「キツい」「バックれ」というイメージも思いつかれる方も多いです。

確かに最初の満了前に辞めてしまう方もいます。

但し、期間工経験時代の個人的な範囲で見た限りでは満了前に辞めてしまう人は珍しいです。

ほとんどの方が期間満了していました。

なぜ満了前に辞めてしまった人は「きつい」と感じたのか、またその対策として何があるのかを紹介しましょう。

期間工になると３つの変化

期間工になると３つの環境、作業・住む場所・人間関係がガラリと新しくなります。

これまでの生活からガラリと変わるわけです。

どんな仕事でもそうでしょうが新しく始めると最初は知識はゼロからです、コンビニエンスストアのアルバイトでも最初は覚えることが多くて大変です。

工場での作業未経験の方は最初は戸惑うかもしれません。

どんなアルバイト、仕事でも同じ事です。

寮生活が初体験の方にとっては最初は集団生活に慣れないかもしれません。

集団生活とは言っても、今はほぼ個室の場合が多いです。

それから慣れれば寮生活は食べたい時に食堂で食事、入りたい時にお風呂、と特に自分で用意する必要がないので実は気楽です。

これも当たり前ですが、新しい職場ですから新しい人間関係になります。

初めて会う人と話すのはどこででも緊張します。

以上の３つの環境の変化があります、このようにガラリと変わった環境で慣れないうちに気持ちが萎えてしまうのでしょう。

ただ考えて欲しいのは通常のアルバイト、派遣の仕事でも「新しい作業」と「人間関係」の変化は同じです

おそらく普通のアルバイトでも「新しい作業」で最初は苦労して、「人間関係」で苦労すると辞めたくなります。

それでも、なんとなく頑張っていたら作業も覚えて続ける方が多いでしょう、期間工も同じです。

単に「新しい作業」で大変など１つの理由だけなら、普通のアルバイトと同じように続けて慣れる人もほとんどかもしれません。

ただ、３つの環境の変化のうちで２つでも重なるとしんどいと感じる方もいるでしょう、そこで作業に慣れる前に「もうダメだ」と辞めてしまう方がいるのです。

しかし、作業も寮生活も時間が経てば慣れます、また人間関係もその数ヶ月の期間だけですから特に気にすることもないです。

とにかく目の前の作業だけを考えて最初の1か月を乗り切ることです。

平均的に作業は１週間～１ヶ月以内には慣れてしまう方が多いです

作業にさえ慣れてしまえばこちらのもので、目標とする貯金額なり、期間まで続けれる方がほとんどです。

最初はゼロですから新しい環境できつく感じても、それが永久に続くわけでもありません。

作業も徐々に覚えて好転していきます、寮生活も慣れていきます。

人間関係は性格もあるでしょうが、挨拶だけでもちゃんとしていれば悪化することはありません。

「最初の１ヶ月を前向きに頑張るという決意をする」これが大切です、時間の経過と共に、「新しい作業」「寮生活」は好転します。

また期間工は契約期間の３ヶ月、６ヶ月を頑張ってまとまったお金を得るものだともいえます、永久に続けることでもないので

その期間だけはお金のためと割り切る考え方もいいでしょう。

ただ、どうしても運悪く「ハズれ工程だ」「作業がキツくてどうしてもダメだ」と感じたなら、辞めるのも有りだとは思います。

満了前に辞める方も少なからずいるので、退社手続きもスムーズにしてくれるでしょう。

また班長なりに、辞めようかと思うと相談するのもいいでしょう、もしかしたら工程変更してくれるかもしれません、実際に作業負担を軽くするから最初の期間満了までは居てくれって感じで続けた方も居ました。

男性も女性も期間工をやっている方も増え、期間工を採用しているメーカーは数多くあります。

トヨタ、ホンダ、スバル、スズキ、日野、いすゞ、コマツ、キヤノン、アイシン、デンソー、日産、日産車体、日産九州、ジヤトコetc

期間工やってみて最初の１ヶ月は頑張る、ダメだったら「しょうがないたまたま工程が合わなかったんだろう」と考えて辞めて他のメーカーに行く事を考えてもいいでしょう。